「バレットジャーナルって、どうやって始めればいいんだろう❓」
「バレットジャーナルに最適なノートって、どんなノート❓」
こういった疑問に答えます。
アメリカ発祥のノート術「バレットジャーナル」。
「バレットジャーナル」は、ノート術というよりは、ノートを使ったタスク管理術と言った方が正しいのかもしれません。
本記事の内容
- 1.バレットジャーナルとは?
- 2.バレットジャーナルを試して欲しい方
- 3.バレットジャーナルの始め方
- 4.バレットジャーナルの内容
- 5.バレットジャーナルのメリット&デメリット
- 6.バレットジャーナルにオススメなノート
それでは参ります。
1.バレットジャーナルとは?
バレットジャーナルは、アメリカのデジタルプロダクト・デザイナーのライダー・キャロル氏が発案したノート術です。
こちらの動画は著者本人が「バレットジャーナル」について解説した動画です。
ライダー・キャロル氏
子供の頃に注意欠陥障害(ADD)と診断され、集中しないといけない時に集中できないことに悩む。
そんな中でノートを使って、自身のタスク管理を試行錯誤をしていく。
スケジュール帳、日記、備忘録、ToDoリスト、スケッチブックの機能を、1冊のノートにまとめた「バレットナーナル」を考案する。
ライダー・キャロル氏は、自身のタスク増大に対する対抗策として、「バレットジャーナル」を考案しました。
2.バレットジャーナルを試して欲しい方
バレットジャーナルを実践していただきたいのは、次のような方です。
- 日々の生活でたくさんのタスクに追われている方
- 目標に対して努力をしているけど、いまいち成果につながらない方
ということで、本題のバレットジャーナルの「やり方」について、ご説明していきます。
3.バレットジャーナルの始め方
バレットジャーナルを始めるときに必要なのは、次の3つです。
- 1冊のノート
- ペン
- 紙
この3つが準備できれば、それでOK。
次は紙とペンを使って作るものがあります。
それは自分の「思考の目録」です
思考の目録
「思考の目録」なんて書くと、「すごく難しそう!」と感じるかもしれません。
だけどそんなことは全くありません。
作り方はテキトーな紙に、ヨコに1本、タテに2本の線をひきます。
そして上の方に「思考の目録」と書いたら、フォーマットは完成です。
上のイラストのようなイメージです。
これができたら次は、今の「自分の頭を可視化させるため」に次の内容を書いていきます。
- 最初の列には、いま、実際に取り組んでいることを全て書きだす。
- 真ん中の列には、取り組むべきことを全て書きだす。
- 最後の列には、取り組みたいことを全て書きだす。
引用:ライダー・キャロル著『バレットジャーナル』 ダイヤモンド社 2019年 66Pより
書き出したことに、次の2つの質問を投げかけます。
- これは重要なのか?
- これは本当に必要なのかな?
この2つの質問に対して、「これは自分の人生のためにやりたい!」と、残ったモノたちをノートに書き込んでいくんです。
次は「ノートに書く内容」についてご説明します
4.バレットジャーナルに書くこと
思考の目録が完成したら、バレットジャーナルに何を書けばいいのか?
バレットジャーナルには、次の4つの内容を書きます。
- 1.Index(インデックス)
- 2.Future Log(フューチャーログ)
- 3.Monthly Log (マンスリーログ)
- 4.Daily Log (デイリーログ)
それではひとつひとつご説明していきます。
インデックス
まずはじめにご紹介するのは、「インデックス」です。
インデックスは、その時に使っているノートの「目次」です。
最初の見開きページをインデックスとして使います。
ページ数を書いて、その右側にそのページの概要を書きます。
15P 6月の家計簿
19P A社プロジェクト会議メモ
みたいな感じです。
フューチャーログ
フューチャーログは文字通り「未来のログ」を意味しています
こちらはインデックスの次のページに見開きで書いていきます。
見開き左側のページに2〜3月。
右側には5〜7月。
次の見開きのページの左側に8〜10月。
右側には9〜1月(来年の)。
フューチャーログには先ほど、ご紹介しました「思考の目録」の内容を書いていきます。
さて「思考の目録」をフューチャーログに書き終えたら、次は「マンスリーログ」を書いていきます。
マンスリーログ
マンスリーログも、フューチャーログと同じようにページを見開きで使います。
左側のページには、日付と曜日を書いていきます。
そして1ヶ月の予定を書き込んでいくのですが・・・。
ここでひとつポイントがあります!
それは今後の予定という感じで書き込むのではなく、その日が終わってから書くこと。
イメージ的には、その1ヶ月に起こったことが一望できる感じにするんです。
こうすることで、未来の自分に対する「今の自分の記録」になります。
そして右側には、1ヶ月の目標を書いていくんです。
- 本を3冊読む
- ヨガ教室に通い始める
- カルパッチョを作ってみる
などなど。
小さな目標でいいので書いていきます。
マンスリーログを書き終えたら、次は「デイリーログ」です。
デイリーログ
「デイリーログ」は日々の記録を書いていくもの。
「ラピッドロギング」という手法を使って書いていきます。
ラピッドロギング
「ラピッドロギング」は、効率よく頭の中を整理するテクニックです。
書き方としては、次の内容で書いていきます。
- しなければならないこと(タスク)→ ・ ドット
- 経験すること、経験したこと(イベント)→ ○ 丸
- 忘れたくない情報(メモ)→ ー ダッシュ
- 優先事項→ * アスタリスク
- ひらめき(アイデア)→ ! びっくりマーク
1.しなければならないこと(タスク)は 「・」 ドットで書く
「日々の仕事」や、「トイレットペーパーを買う」などのタスクは 、先頭に・(ドット)を書きます。
つまり箇条書きで書くんです。
箇条書き=バレット
このバレットが、「バレットジャーナル」という名前の理由です。
例としては、次のように書きます。
・晩ご飯:カレーを作る
・駅前のドラックストアー、トイレットペーパー購入
みたいな感じ。
この文章を書くときはできるだけカンタンに、短い文章で書くようにしましょう。
そしてなぜ「・で書くのか?」というときちんと理由があるんです。
「・」で書くと、後から形を変えやすいんです。
・→×
・→>
・→<
というように。
2.経験すること、経験したこと(イベント)は「○」 丸で書く
イベントは ○(丸)で書きます。
例としては、次のように書きます。
○いつもと違う道、帰宅
みたいな感じ。
3.忘れたくない情報(メモ)は「ー」ダッシュで書く
メモは ー(ダッシュ)で書きます。
例としては、次のように書きます。
ー火曜日に美容室
みたいな感じ。
4.5.優先事項とひらめきは、*と!で書きます
そしてあまり使わない特別な物には、*や!を使って書いていきます。
特別な時だけ使いましょう。
これは日々のタスクを管理するとともに、あとから見返したときに日々の記録的な効果もあります。
そしてバレットジャーナルにはもうひとつ大切なものがあるんです。
それが「マイグレーション」です。
マイグレーション(移動)
マイグレーションは日本語にすると、「移動」。
つまりデイリーログやマンスリーログでやり残したタスクを、次のログにどんどん移動していくんです。
ここでも重要なポイントがひとつありまして。
それが移動するときは、「そのタスクが本当に大切かどうか?」を確認すること。
本当に大切ではないと判断した場合、そのタスクは思い切って消してしまいます。
5.バレットジャーナルにおすすめなノート
さてそんなバレットジャーナルを始めるにあたって、おすすめのノートってあるのか?
結論としては、あります。
それは下記の2冊のノートです
ロイヒトトゥルム ノート A5 ドット方眼
バレットジャーナル専用のノートです。
「インデックス」や「マンスリーログ」用のページも元から入っています。
Rhodia Goalbook 6 X 8 1/4 A5 Turquoise Cover Bullet Journal
ロディアが出している「バレットジャーナル用」のノートです。
6.バレットジャーナルのメリット&デメリット
バレットジャーナルのメリット
バレットジャーナルを実践するメリットとしては、次の内容があります。
- 自発的に行動ができるようになる。
自発的に行動できるようになる
バレットジャーナルを実践すると、自発的に行動できるようになります。
ノートにいろいろなことを書き込むことで、自分自身を見つめ直すことになるからです。
バレットジャーナルのデメリット
バレットジャーナルのデメリットとしては次の内容があります。
- 他のノート術と比べるとめんどくさい
他のノート術と比べるとめんどくさい
バレットジャーナルのノート術は、ノートを持ち歩き始めた初心者の方には難しいかと思います。
なぜかというと「インデックス」や「マンスリーログ」を作るのがめんどくさいからです。
そんな方にもおすすめのノート術の本が1冊あります
そんな方にオススメなのは『情報は1冊のノートにまとめなさい』です。
『情報は1冊のノートにまとめなさい』は『バレットジャーナル』と似ています。
だけどこのノート術の便利なところは、「インデックス」や「マンスリーログ」といった作業が必要ないところ。
ただただ1冊のノートに情報を詰め込んでいくだけです。
僕は「ズボラな人のためのノート術」と読んでいます。
まさに僕のためにあるようなノート術なんです。
まとめ
今回の記事では、アメリカ発祥のノート術、「バレットジャーナル」について書きました。
「バレットジャーナル」は他のノート術と比べると、少し難しいかもしれません。
お時間ありましたら、あなたも試してみてください。
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