(こちらの記事は2020年4月24日に更新しました。)
「フランス人は10着しか服を持たない」を読んだことはありますか?
読んだことはないけど、タイトルを聴いたことはある。
という方は多いかと思います。
この本は2014年に発刊され、2015年には実用書・ノンフィクション部門で年間ベストセラー第1位になったベストセラーエッセイ。
今回の記事では「フランス人は10着しか服を持たない」の内容とともに、
僕の理想のワードローブについて書いていきます。
はじめに
以前僕は断捨離にハマっていた時期がありまして。
その時にかなりの数の服を減らしましたので、最近では断捨離も落ち着いてきました。
持っていた服の半分以上は減ったのですが、いまだにクローゼットの中にある服の量は、自分が納得のいく状態ではありません。
この前の年末にも大掃除をしました。
その時にクローゼットの中にあったものを全て出してみたんです。
上の写真が大掃除の時の写真です。
改めてクローゼットの中の物を整理するために、中に入っていたものを全て点検しました。「この服、本当にいるのかな?」って。
しかし服の量はいっこうに減りません・・・。
大掃除が終わっても、服の量が変わっていないクローゼットを見て思いました、
自分にとって“理想のワードローブ”って、どんなだろう?
と。
そんな時に手にとったのが、部屋の本棚で積ん読になっていた「フランス人は10着しか服を持たない」でした。
「フランス人は10着しか服を持たない」の内容
まずはカンタンに、「フランス人は10着しか服を持たない」の内容について書きます。
アメリカ人の著者、ジェニファー・L・スコットさんは交換留学生としてフランスに行きました。
その時のフランス人家族で暮らした部屋のクローゼットが小さかったことに驚きます。
そしてホームステイ先の一家が少ない服で過ごしていることに気が付きました。
10着のワードローブへの過程
「フランス人は10着しか服を持たない」に書いてある、服を10着にする過程は4つです。
- 服をどんどん捨てる。
- ライフスタイルを反映した服を選んでいく。
- 「10着のワードローブ」で1か月過ごしてみる。
- 足りないアイテムがあれば足していく。逆に使わないアイテムがあった場合は減らしてみる。
この4つの行程についてもう少し詳しく書いていきます。
①服をどんどん捨てる。
まずはクローゼットの服を全て出して、いらない服が無いか一着一着をチェックしていきます。
しかしただ服を捨てていけばよい訳ではなく、ある基準を持って捨てていきます。
服を捨てるときの基準
服を捨てる時の基準は下の4つのポイントです。
- この服はまだ気に入っている?
- この服はちゃんと着ている?
- この服のサイズはまだぴったりで、ちゃんと似合っている?
- この服は、いまのわたしらしいと言える?
上の質問に対して、「YES」と答えられなかった服は捨てていきます。
だけど個人的には捨てるのはもったいないと思うので、メルカリ、ラクマ、ヤフオクなどに出品してみましょう。
それでも売れなかった場合は、セカンドストリートに持っていくことオススメします。
もったいないんで 笑
②ライフスタイルを反映した服を選んでいく。
さてある程度服の数が減ってきたら、次は10着のワードローブを選びます。
10着の服を選ぶときは、ただむやみに好きな服ばかりを選ぶのもよくありません。
自転車通勤の人のクローゼットにワンピースばかりあっても困るでしょうから。
ここでのポイントは、10着の服を“自分の生活を反映したもの”にすること。
③「10着のワードローブ」で1か月過ごしてみる。
そしてその10着で1か月間過ごしてみます。
ちなみに著者が「10着のワードローブ」で過ごした時に感じたことは下に書いてある内容です。
メリット
- 朝、クローゼットの扉を開けるたびにうれしくなる。
- 買い物欲がおさまってきた。
- 落ち着いた気分でショッピングを楽しめるようなった。
- 服がくたびれてきたタイミングを見きわめられるようになる。
- 手持ちの服を組み合わせ、何通りもの着こなしを考えるのが重要。
- 「10着のワードローブ」を念入りに選べば、結果的にいつもいい服ばかり着ることになる。
クローゼットを開けるたびにうれしくなる。
というのは断捨離を少ししただけの僕も実感しました。
注意点
- 家でいい服を着たまま家事をするときは、エプロンを着ける。
- 洗濯ものやクリーニングをため込むのは許されない。
- ファッションにあまりお金を使えない場合は、10着のワードローブ(コアアイテム)にはお金をかけすぎないこと。
④足りないアイテムがあれば足していく。
逆に使わないアイテムがあった場合は減らしてみる。
実際に10着のワードローブで過ごしてみると、自分のクローゼットに不足しているアイテムがわかってきます。
そういったアイテムがあったら足していきましょう。
最終的に服は10着以上になっても構いません。
ここで重要なのは自分が本当に気に入っていて、選び抜いた服で10着のワードローブを構成すること、です。
実際のワードローブは10着以上あってもよい
この本を読む前は服を10着しか持たないというのは、超ミニマリスト的な考え方かと思っていました。
普段着を全て合計して10着しか持たないみたいな。
しかし実際は10着以上の服を持つことを許しているんです。
またコートなどのアウターは含みませんし、セーターの中に着るインナーも含みません。あとパジャマも。
また10着のワードローブにおけるポイントは、どのアイテムを組み合わせても、上手くまとまるようにすることです。
著者の10着のワードローブの例
春・夏用の10着のワードローブ(例)
- シーグリーン(海緑色)のシルクのトップス
- 透け感のあるゴールドブラウンのブラウス
- ネイビーと白のボーダーシャツ
- ベージュのクルーネックセーター
- シーフォームグリーンのVネックのカーディガン
- 黒のセンタープレスパンツ
- シーグリーンのAラインスカート
- カーキ色のペンシルスカート
- 白または濃紺のジーンズ(両方あってもよい
『フランス人は10着しか服を持たない』68Pより引用
秋・冬用の10着のワードローブ(例)
- カシミアのセーター3枚(ベージュ、クリーム色、黒)
- シルクのブラウス3枚
- 白のボタンダウンシャツ1枚
- 濃紺またはダークグレーのウールのテーラードパンツ
- 黒のウールのスカート
- 黒のスキニーもしくはブーツカットのジーンズ
『フランス人は10着しか服を持たない』69Pより引用
わかります。
わかりますが、
春夏秋冬合わせたら20着じゃん・・・。
というツッコミは、ノドの奥にこらえておきましょう。
今回はせっかくなので、自分のクローゼットを本の内容に重ね合わせてみました。
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