「シガー・ロスの音楽が気になるけど、どのアルバムから聞いてみればいいんだろう?」
「最近シガー・ロスの音楽を聞いてみたら、良かったから他の曲も気になる」
今回の記事を読んで欲しいのは、このような方です。
アイスランド出身のバンド、Sigur Rós(シガー・ロス)。
今回の記事は彼らの音楽を聴いたことがない方にむけて、「シガー・ロスのアルバムのオススメBEST-3」について書きました。
はじめに
最初に書いておきたいのは、僕には楽器の演奏経験は全くなくて、特別な音楽論を学んだこともないということ。
むしろ学生の時は、音楽の授業は苦痛でしかなかったし。カラオケも大嫌いです。会社の飲み会の二次会がカラオケになった時は、こっそり帰っています 笑
歌うことは大嫌いな僕ですが、音楽を聴くことは大好きです。ロック、ジャズ、R&B、Jポップなどジャンルを問わず、様々な音楽を聴いています。
シガー・ロスを初めて聞いたのは20歳の時でしたが、そのときにシガー・ロスにハマって、速攻ですべてのアルバムは集めました。もちろんDVDも持っています。
だけどシガー・ロスに関する文章等は読んだことはなくて、
僕の持つシガー・ロスの知識は、
- アイスランド出身のバンド。
- ボーカルはヨンシー。
- ヨンシーが作った言葉で歌っている。
- ビョークやトム・ヨークと親交がある。
くらいです。
なのでこの記事を読むことで、シガーロスのアルバムに対する新しい価値観の提供や見方の発見は提供できません。
あくまで “音楽は聴く専門の人間” が、感覚的に選んだシガー・ロスのオススメアルバムということをご了承ください。
それでは本題に入っていきます。
シガーロスのディスコグラフィ
オススメのアルバムをご紹介する前に、シガー・ロスが今まで発表してきたアルバムをご紹介します。
シガー・ロスは1997年にデビューしてから、計7枚のスタジオアルバムを発表しています。
- 『Von (希望)』-1997/3
- 『Ágætis byrjun (良き船出)』-1999/4
- 『( )』-2002/5
- 『Takk… (ありがとう…)』-2005/6
- 『Með suð i eyrum við spilum endalaust(残響)』-2008/7
- 『Valtari (遠い鼓動)』-2012/8
- 『Kveikur(クウェイカー)』-2013/6
この7枚のアルバムの中から、僕がオススメするシガー・ロスのアルバムは、
- もっとも聞きやすくて、もっともシガー・ロスらしくない
『Med sud i eyrum vid spilum endalaust』 - シガーロスの音の世界に潜り込んで欲しい
『( )』 - シガーロスの広がる音の世界を感じてほしい
『Agætis Byrjun』
の3枚です。
シガー・ロスのオススメアルバム【BEST-3】
BEST-1『Med sud i eyrum vid spilum endalaust』
まずは『Med sud i eyrum vid spilum endalaust』、邦題は「残響」。オススメの1枚目にあげましたが、このアルバムはもっとも聞きやすいけど、もっともシガーロスらしくないアルバム。
シガー・ロスの曲のイメージは、自分の内側へ内側へ沈んでいく内向的な曲が多いです。しかし「残響」の曲は、雰囲気が明るい外向的な曲であふれています。
「残響」は、僕が一番最初に買ったシガー・ロスのアルバムとうことで、かなり思い入れが強いです。
特に2曲目の〈Inní Mér Syngur Vitleysingur〉が最高。
〈Inní Mér Syngur Vitleysingur〉
この曲を20歳の時に初めて聞いてから7年たちました。だけど今でも、くり返し何度も、何度も、聞く1曲です。
落ち込んでいる時に、この曲に励まされたこともあります。逆にテンションが高いときに聞いて、さらにテンションが上がったことも。
僕が人生でこの曲に、このアルバムに助けられた回数は数え切れません。
BEST-2『( )』
>続いては『( )』。このアルバムの曲は、全曲無題です。
先ほどの『Med sud i eyrum vid spilum endalaust』がシガー・ロスらしくない “陽のアルバム” だとしたら、このアルバムは “陰のアルバム” でしょうか。
でも暗いというかんじではなくて、潜っていくようなイメージ。深く深くシガー・ロスの。ヨンシーの世界に。
この潜っていく感覚が特に味わえるのは、アルバム2曲目です。
〈Untitled #2 (Fyrsta)〉
もし僕が誰かに「もっともシガー・ロスらしいアルバムはなんだと思う?」と聞かれたら、迷うことなく『( )』をあげます。
僕はシガー・ロスの曲だと〈Inní Mér Syngur Vitleysingur〉を一番聞いていますが、アルバムで一番聞いているのは『( )』。
一時期あまりにも聞きすぎて、「こんなに聞いて盤面がすり減って聞けなくなったらどうしよう?」と不安になって、保存用にもう一枚買ってしまいました 笑
『( )』はそのくらいオススメの1枚です。
BEST-3『Agætis Byrjun』
さいごはシガー・ロスのセカンドアルバム『Agætis Byrjun』。
このアルバムでシガー・ロスは世界的に有名になりました。
先ほどの『( )』がシガー・ロスの世界に深く深く入り込んでいくイメージだとしたら、『Agætis Byrjun』はシガーロスの音の世界が、どんどんと広がっていくようなイメージのアルバムです。
セカンドアルバムということで、まだ荒々しい部分もあります。
しかしヨンシーの繊細だけど力強い歌声が耳に心地よいアルバムです。
さいごに
今回はシガー・ロスのオススメアルバム、3枚をご紹介しました。
- もっとも聞きやすくて、もっともシガー・ロスらしくない
『Med sud i eyrum vid spilum endalaust』 - シガーロスの音の世界に潜り込んで欲しい
『( )』 - シガーロスの広がる音の世界を感じてほしい
『Agætis Byrjun』
さらにシガーロスの音楽を聴きたい方は、『Kveikur』『Takk…』『Valtari』もぜひ聞いてください。
この三枚のアルバムも文句なしの名盤ですので。
そしてヨンシーの歌声、シガー・ロスの音の世界に潜り込んでいってください。
以上、いつかはアイスランドに行ってみたいと思っている、まえにしでした。
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