世の中にはたくさんの「ノート術」の本があります。
僕はかなりのノート術オタクでして。
ノート術とタイトルに書いてある本は、ほとんど読んでみました。
ですがノート術の本には、当たりもあれば、ハズレもあります。
買った後に後悔したことも何度か・・・
ということで、これからノート術の本を買おうと思っているあなたのために、できるだけ良い本に出会う打率を上げていただくために、記事としてまとめました。
僕がおすすめするノート術の本は6冊です
- 初級編①:『情報は1冊のノートにまとめなさい』
- 初級編②:『コクヨのシンプルノート術』
- 中級編①:『バレットジャーナル』
- 中級編②:『超ノート術』
- 上級編①:『スマートノート』
- 上級編②:『メモの魔力』
それぞれ初級、中級、上級に分けてみました。
『情報は1冊のノートにまとめなさい』ではノートを持ち歩く習慣をつけます。
『コクヨのシンプルノート術』では、ほかの人のノートの中身を見ることで、自分の参考にしていきます。
『超ノート術』では、現状のノートにさらに一冊「1軍ノート」を作ります。
それでは1冊ずつ、ご説明します。
初級編①:『情報は1冊のノートにまとめなさい』
1冊目にご紹介したいのは、「情報は1冊のノートにまとめなさい」です。
この本を一言にまとめるならば、「ズボラな人のためのノート術」ですかね。
もちろんいい意味です!
僕がこの本をおすすめしたい理由は2つありまして。
- とにかくラク
- だからノート術の入門にピッタシ
とにかくラク
そうなんです。
「情報は1冊のノートにまとめなさい」に書かれているノート術は本当にラクなんです。
だって内容としては、とにかく1冊のノートに全てをまとめるという内容だから。
僕は本に書いてあった紙類は、なんでもノートに貼り付けるというのを実践しています。
- 行ったお店のショップカード
- おみくじ
- 博物館のチケット
などなど。
紙類は何でもかんでも貼り付けています。
ノートを線で2分割したりしなくていいですし。
毎朝決まった時間にノートを開く必要もないんです。
だから開いた時間に、ちょっちょっとノートを開けばいいんです。
だから情報は1冊のノートにまとめなさいは・・・
ノート術の入門にピッタシ
僕は「情報は1冊のノートにまとめなさい」に出会ってから、ノートを持ち歩くようになりました。
使ってきたノートはもう20冊近く。
正直この本以外のノート術の本を読んでいたら、ここまでは続かなかったと思います。
『情報は1冊のノートにまとめなさい』はこんな方におすすめです。
- ノートを持ち歩く習慣がない・・・
- 家に途中まで使ったノートがたくさんある!
初級編②:『コクヨのシンプルノート術』
つづいてご紹介したいのは、「コクヨのシンプルノート術」です。
この本は「ノート術の参考書」といった内容の本です。
僕がこの本をおすすめしたい理由は2つあります。
- とにかくたくさんのノート術のサンプルが見れる
- ノートとふせんのコンボ技がわかる
とにかくたくさんのノート術のサンプルが見れる
この本では、コクヨの社員が実際に使っているノートの中身が見ることができるんです。
その数なんと100パターン!
100パターンのノート術が見れるなんて、なんとコスパの良いノート術本だよって感じですね。
さらに「コクヨのシンプルノート術」では・・・
ノートとふせんのコンボ技がわかる
「コクヨのシンプルノート術」を読むと、ノートとふせんを組み合わせて使う。
このノート術が使いこなせるようになるんです。
上の写真は「やりたいこと」というテーマのもとに、一人ブレストをやったときのものです。
『コクヨのシンプルノート術』はこんな方におすすめです。
- ノートを持ち歩いているけど、もうひと工夫加えたい!
- いつも使っているノートとは別のノートを試してみたい!
中級編①:『バレットジャーナル』
中級編の2つ目は『バレットジャーナル』です。
このノート術の特徴は
-
インデックス
-
フューチャーログ
-
マンスリーログ
-
デイリーログ
というように、ノートを区分けするところにあります。
僕は『バレットジャーナル』を活用するようになって、ノートにページ数を振ったり、フューチャーログやマンスリーログで、中長期的な目標も書くようになりました。
中級編②:『超ノート術』佐藤ねじ 著
さいごはアートディレクターの佐藤ねじさんが書いた「超ノート術」です。
この本の良いところは、佐藤さんが生み出したアイデアと一緒にノートの活用法が書いてあるところ。
僕がこの本をおすすめしたい理由は2つあります。
- 日常のノートから進めた「1軍ノート」の作り方がわかる
ノートを持ち歩くようになって、ノートの種類にもこだわりだした。
でもなかなか良いアイデアが出てこないし、成果にもつながらない。
そんな時に試して欲しいのが「1軍ノート」です!
日常のノートから進めた「1軍ノート」の作り方がわかる
ふだん使っているノートをもう一歩進めて使う方法が「1軍ノート」です。
このノートには、選りすぐりのアイデアを詰め込んでいきます。
日ごろの打ち合わせや、映画や本の感想など、すべてのメモは「2軍ノート」に書いておく。そのなかから、選りすぐりのものを「1軍ノート」にまとめる。
出典:佐藤ねじ著『超ノート術』日経BP社 2016年 23Pより
ふだん使いのノートの中から、「これは!」と思うアイデアのみを選抜して1冊のノートにまとめていく。
アーティストのベストアルバム的なノートです。
自分にとってとっておきのアイデアばかりを集めているから、後から見返した時にも楽しいノートが出来上がるんです。
著者の佐藤さんも本の中で書いているのですが、「1軍ノート」という考え方を提唱している作家はもう一人います。
「1軍ノート」という考え方を提唱している作家はもう一人います。
それが御茶ノ水女子大学の名誉教授の外山滋比古さん
「1軍ノート」とは読んでいませんが、外山さんも自分にとって選りすぐりのアイデアを集めたノートを作ることを進めています。
外山さんはそのノートを「メタノート」と、呼んでいます。
ノートにある思考、アイディアをさらに、もう一度、ほかに移してやる。
(中略)
ノートにもとづいて、その上にさらにノートをつくる。あとの方をメタ・ノートと呼ぶことにする。出典:外山滋比古著『思考の整理学』ちくま文庫 1986年 105Pより
つまりふだん使いのノートの中から、「これは!」と思うアイデアのみを選抜して1冊のノートにまとめていくんです。
『超ノート術』はこんな方におすすめです。
- ノートを持ち歩く習慣を持っている人
- さらにもう一歩進めたノート術を使いたい人
上級編①:『スマートノート』岡田斗司夫著
『スマートノート』は、オタキングこと岡田斗司夫さんが書いたノート術に関する本です。
この本のコンセプトはほかのノート術の本とは少し変わっておりまして。
それは
天才を作るためのノート術
なんです。
スマートノートはつぎの7つの段階で成り立っています。
「スマートノート」の7つのステップ
- 5行日記(行動記録)
- 今日はどんな日?(行動採点)
- 毎日いち見開き(論理訓練)
- 見せてお話(表現訓練)
- 臨界突破(脳内リンク開始)
- 知識→教養→見識(統合)
- 世に出る(私によれば世界は)
「今日はどんな日?」とか「見せてお話」など、一見ふざけているのか?な、名前です。
しかしこのステップをひとつひとつ踏襲していけば、スマートノートを活用する前の自分と活用した後の自分ではかなりの差がついています。
上級編:『メモの魔力』前田裕二著
SHOWROOMの社長、前田裕二さんが書いたノート術に関する本です。
『メモの魔力』に書かれているノート術は次の3つのステップをもとに展開していきます。
ファクト→抽象化→転用
ファクト
ファクトは日常の中で見つけた気づきのようなものでしょうか。
抽象化
ファクトを応用可能なくらいの解像度まで荒くすることです。
転用
抽象化した気付きを自分の仕事に活か仕方を考えることです。
この3つのステップからできているノート術によって、実践する人は強制的にアウトプットをさせられます。
僕はこの本に書いてあるノート術を試したのですが、正直、使いこなすことはできませんでした。
いつかもう一回チャレンジしてみます。
まとめ
今回は僕のおすすめのノート術の本を5冊をご紹介しました。
- 初級編①:『情報は1冊のノートにまとめなさい』
- 初級編②:『コクヨのシンプルノート術』
- 中級編①:『バレットジャーナル』
- 中級編②:『超ノート術』
- 上級編①:『スマートノート』
- 上級編②:『メモの魔力』
ノートをとる目的って、
アウトプットを増やすため
だと思っています。
そのためにノートを使って、インプットをする。
そして覚えておかないといけないことをメモにして何回も目を通す。
思いついたアイデアを書き溜めていく。
こういった工程が必要になってくるんです。
ノート術の本に何冊か目を通してみると、ノートを取るのが楽になります。
今回ご紹介しました本をぜひ手に取ってみてください。
さいごまで読んでいただき、ありがとうございました!
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