『メモの魔力』式のノート術をご紹介!

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今まで生きてきて、「メモを取ったことはない」という方はいるでしょうか?

たぶんそんな方はいないと思います。

それでは質問を変えてみます

 

「あなたはどういう理由で、メモを取りましたか?」

 

多くの人にメモをとる理由を聞いてみると、帰ってくる答えは「覚えておきたいことを、忘れないようにメモをした」ではないでしょうか。

 

僕も以前までは “メモは記憶のために取るもの” と考えていました。

ある本と出会うまでは。

しかし1冊の本と出会って、“ メモは記憶のために取るもの ”という考えは変わりました

 

mae-nishi

その1冊の本こそが、前田裕二さんが書いた『メモの魔力』。

 

『メモの魔力』は、2018年12月に発行されました。

2019年7月には発行部数は36万部を突破しているベストセラービジネス書。

 

僕が『メモの魔力』を買った理由は、「なんか効率的なメモの書き方とかが書いてあるんだろうなー、僕は忘れっぽいから読んでみよう」でした。

しかし『メモの魔力』を単なる “メモ術の本” だと思って侮るなかれ。

 

この本は “現代を生きるためのチート的な思考法を手に入れられる1冊だったんです。

 

はじめに

著者の前田裕二さんは、1987年生まれの32歳(2019年10月現在)。

ショウルーム株式会社の代表取締役社長を務めています。

そしてイケメンですね。

社長でイケメン。天は二物を与えまくっていますね。

 

『メモの魔力』は、そんな前田さんの経営者としての経験を反映したメモ術の本です。

 

『メモの魔力』に書かれている、メモをとることのメリット

前田さんが『メモの魔力』で伝えている、メモをとるメリットは5つあります。

  1. アイディアを生み出せるようになる
  2. 情報を「素通り」しなくなる
  3. 相手の「より深い話」を聞き出せる
  4. 話の骨組みがわかるようになる
  5. 曖昧な感覚や概念を言葉できるようになる

 

まずはこのメモをとる “5つのメリット” についてカンタンにご説明していきます。

 

①アイディアを生み出せるようになる

ひとつ目のメリットは、「アイディアを生み出せるようになる」です。

メモをとると、自分が日常で得た情報の保存場所ができます。

 

イメージ的には「パソコンの外付けハードディスク」みたいな感じ。

 

このように脳みそ以外にも、日常で得た情報をストックしておく場所を作っておきます。

そうすることで「あれもこれも覚えないと!」と、脳みそへが記憶に使うエネルギーが少なくなります。

 

結果的に脳みそのエネルギーが記憶などの “情報のインプット” ではなく、“アイディアのアウトプット”に使われるようになります。

 

これが「アイディアを生み出せるようになる」の理由です。

 

②情報を「素通り」しなくなる

2つめのメリットは、『情報を「素通り」しなくなる』です。

きちんとメモをとる習慣を身につけると、自分にとって有用な情報をキャッチするための「アンテナの本数」が増えます。常にアンテナがバリ5の状態を維持しておくと、いつ何時でも、知的生産において前提となる重要な情報を漏らさずキャッチすることができる。

『メモ魔力』P29より引用 前田裕二著 幻冬舎 2018年12月

人の話を聴いていて、話が終わった後に思い出そうとしても思い出せない。

「あれっ!あの人なんて言ってたっけ?」ってなることありませんか。

 

しかしメモをちゃんと取ろうとすることで、脳みそが今この話をキチンと聞くぞと思ってくれるんです。

 

だからメモを取ると、

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情報を取りこぼすことが少なくなります。

 

③相手の「より深い話」を聞き出せる

メモをとることによってこちらから特別な敬意を示せば、相手に自分に対して、特別な敬意を抱いてくれるようになる。「あなたの話から、一つでも多くのことを吸収したい」という姿勢が可視化されて、より実りある会話になっていきます。

『メモ魔力』P31より引用 前田裕二著 幻冬舎 2018年12月

メモをとることで相手に対して「あなたの話を真剣に聴く気です」と、姿勢で示せるんです。

 

ふだんの生活でメモを取りながら話を聴いてくれる人なんて、なかなかいませんよね。

 

メモを取りながら相手の話を聴いていると、相手は「この人は自分の話を熱心に聴いてくれるなあ。ついでにこのことも教えてあげよう!」と、なります。

これがメモによって、相手の「より深い話」を聞き出せる理由です。

 

④話の骨組みがわかるようになる

メモをとることで、その場で展開されている議論を綺麗に構造化できるようになります。逆に言うと、しっかりとメモをとるには構造化は必要条件であり、上手にメモがとれるようになってきたなら、それは、構造化がうまくなってきている証拠です。

『メモ魔力』P32より引用 前田裕二著 幻冬舎 2018年12月

メモを取ることで俯瞰(ふかん)で物事を見れるようになります。

メタ的な視点とでもいいましょうか。

メモをとることで情報の取捨選択もできるようになる。

きれいにメモをとるためには、きれいにノートにとることが必要不可欠だからです。

 

⑤曖昧な感覚や概念を言葉できるようになる

メモをとるということは、同時に、「言葉にせねばならぬ」ということを意味します。極めて当たり前ですが、メモをとるためには、頭の中でぼんやり思っていることを、ノートの上なり、スマホの中なりに、「言葉にして」、アウトプットせねばなりません。

『メモ魔力』P35より引用 前田裕二著 幻冬舎 2018年12月

メモを書く時には、自分の「思い」や「考え」を言葉に置き換えます。

つまりそれは自分の中にあるモヤモヤとした考えを言葉にするということ。

それを日常的に習慣として行っていると、言語化能力の成長につながるんです。

 

以上がメモをとることによる、5つのメリットでした。

  1. アイディアを生み出せるようになる
  2. 情報を「素通り」しなくなる
  3. 相手の「より深い話」を聞き出せる
  4. 話の骨組みがわかるようになる
  5. 曖昧な感覚や概念を言葉できるようになる

 

著者、前田裕二さんの思考の行程

また『メモの魔力』には、メモを取ることのメリット以外にも、前田さんが普段行っている思考の行程も書かれています。

 

前田さんは普段3つの行程で物事を考えています。

①ファクト

②抽象化

③転用

それがこの【ファクト】→【抽象化】→【転用】の3行程。

 

僕のメモ術のエッセンスは、シンプルに3点です。

①インプットした「ファクト」をもとに、
②気づきを応用可能な粒度に「抽象化」し、
③自らのアクションに「転用」する。

この3つに尽きます。

『メモの魔力』前田裕二著 幻冬舎 2018年12月 P46より引用

それではこの3つについてカンタンにご説明します。

 

ファクト

「ファクト」はいうならば、ふだんの生活で印象に残ったこと。自分のアンテナに引っかかったことです。

 

ファクトは「気づき」というと、もっとわかりやすいですね。

 

抽象化

日常でのファクト(気づき)を抽象化します。

抽象化というとむずかしく感じますが、他の物にも応用ができるようにする感じです。

 

転用

転用は抽象化したファクトを自分の行動につなげます。

 

ファクト→抽象化→転用

 

上記の3行程で物事を考えるようになると、1つインプットするごとに、1つアウトプットすることになる。

つまり「メモの魔力」で書かれているんノート術は、スパルタ式アウトプットメモ (思考) 術なんです。

 

 

まとめ

著者の前田さんが『メモの魔力』で、訴えているのはメモを取ることの5つのメリットでも、【ファクト】→【抽象化】→【転用】の思考行程ではありません。

 

前田さんが本当に伝えたいのは、「徹底的な自己分析で自分を知って欲しい」ということかと。

 

前田さんは就職活動時に“30冊もの自己分析のノート”を作りました。

それは「自分の教科書」を手に入れたということではないでしょうか。

 

これだけ情報があふれる現代において、一番理解しておくべきなのは、自分のことだと思うんです。

自分のことを知っている人って、意外と少なくないですか。僕も含めて。

 

しかし結局知っただけで実行しなければ、読んだ意味がありませんし、ノウハウコレクターになってしまうだけ。

 

mae-nishi

なので僕は今から、どんどんとメモを取っていこうと思います。

 

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