「アイデアを生むのに苦労する」
そんな時って、ありませんか?
僕自身も過去に何度もアイデアを出そうと苦労してきました。
アイデアを生み出すために発想術の本を何冊も読んだり、友人に話を聞いてみたりもしました。
そんな中で感じたアイデアを生み出す時のコツとして、ただ一つ言えるたしかなことがあります。
それはアイデアを生もうと思って、机に座りながら考えていてもダメということ。
アイデアはふっと天から降りてくるのを待っていても、絶対に降りてきません。
でもそんなアイデアの生み出し方にもコツのようなものは、あります。
今回の記事では、本で読んだ知識や、僕の経験から感じた「アイデアを生むためのコツ」をまとめてみました。
アイデアを生み出すためのステップ
僕の考える「アイデアを生み出すステップ」はつぎのとおり。
①生み出したいアイデアを文章化して、ハッキリとさせる。
②とりあえずアウトプットしてみる。
③近しい情報を集めて整理する。
④またアウトプットする。
⑤出てこなかった時は、休む。
⑥またアウトプットする。
「明日の締め切りまでにアイデアを出さないといけない!」
そんな緊急性が必要な時には、当記事に書いてあるアイデアを生み出すコツはダメかもしれません。
①生み出したいアイデアを文章化して、ハッキリとさせる
アイデアを生み出す時に、まずは何をすべきか?
それは「自分が解決したい問題を明確にする」ことから、はじめます。
-
企画のアイデアを探していたら、どんな企画にしたいのか?
-
絵を描こうと思っているのなら、どんな絵を描いてみたいのか?
これをハッキリとさせます。無闇に探すのは、効果がうすいんです。
たとえば料理を作るときも、とりあえず料理を作ろうしても、どんな材料を集めればいいのかわからなくなります。
「でもカレーを作ってください」と、言われたら?
じゃがいも、にんじん、玉ねぎ、肉を買って、材料はひと口大に切って・・・
みたいにどんな材料を集めればいいかが、ハッキリとします。
アイデアもこれと同じです。
まずは「自分のゴールとなるアイデアの理想像を明確にする」。
そんな理想像をはじめにハッキリとさせることで、自分の満足するアイデアを生み出すのに一歩前進します。
とりあえずアウトプットしてみる
アイデアの理想像が見つかったら、次は「とりあえずアウトプット」してみます。
この段階でのアウトプットは、カッチリキッチリしたものではなく、本当にテキトーで大丈夫。
例えば次のような感じです。
企画=紙に思いつくだけ箇条書き
絵=イタズラ書き
小説=主人公の人物像、ざっくりとしたストーリーを文章で書く
こうやって、たとえレベルが低くてもいいから、とりあえずアウトプットをしてみます。
そうすることで、自分の考えに「今、何が足りていないのか?」を自覚できるんです。
逆にアイデアの目標を定めてから、すぐにリサーチなどのインプットをしてしまうと、「インプットをすること自体が目標」になってしまいます。
だからインプットする前に、まずはアウトプットしてみる。
これが大事なんです!
近しい情報を集めて整理する
とりあえずアウトプットしてみることを済ませたら、次はいよいよ情報を探しはじめます。
インプットの段階です。
知識はオリジナリティのジャマ?
よくアウトプットする時に、「自分は人の影響を受けたくない。だから人の作品は見ないし、読まないし、聴かない」という人がいます。
でも僕はこの考えは非効率だと思うんです。
オリジナリティのあるアウトプットをしている人は、かならずたくさんのインプットをしてます。
大事なのは手法を集めるのではなく、「考え方」を集めること。
先駆者の発想の方法(考え方)を自分の中に貯めること。
僕がおすすめするのは、アナログな紙媒体での情報収集です。
なぜ紙媒体での情報収集をおすすめするのか?
その理由は紙媒体だと、自分が出会わなかったかもしれない情報にも、出会うことができるから。
情報を整理する時に役に立つのが、スクラップブックやノートです。
>>>『情報は1冊のノートにまとめなさい』を2年以上実践しての【メリット&デメリット】
今の時代なら、スマホにスクリーンショットをしておいたり、ピンタレストで整理することもできます。
でもやっぱりアナログな手法がおすすめです。
スクラップブックやノートなどに、情報を集めておけば、インプットした情報に自分の考えを書き込むことができるから。
いらない知識は捨てていく
貯めて貯めて、インプットしかしない。
これはダメ。
ある程度情報が集まってきたら、いらないと思った知識は捨てていきます。
不安になるかもしれません。でも人間の頭は便利な構造をしています。
一見忘れたような情報でも、本当に必要になった時には、突然にパッと出てくるんです。
人間の脳みそにはすごい力が備わっています。過去のデータと現在の状況をすり合わせ、つねにベストの答えを計算してくれているんです。時にそれは直感やひらめきという形で表れます。
『15年間ギャンブルで食った男の「スゴい財布」』東洋経済ONLINEより引用
僕自身も数年前に写真集で見た一枚の写真がある時に突然アタマに浮かんできたことがあります。
だからいらない情報や知識は、どんどんと捨てていって大丈夫です。
またアウトプットしてみる
アイデアを明確にして、とりあえずアウトプットしてみる。そしてインプットをする。
このステップを終えたら、次はいよいよアウトプットの本番です。
ここはラフなアウトプットをどんどんと終えていき、アイデアを膨らませていきます。
この段階で100案ほど、アイデアを出していきます。
その中から、自分の中で「このアイデアはいいな!」というのがありましたら、そのアイデアを掘り下げていきます。
この段階で自分の理想像にピッタリと合致するアイデアが出てきたら、それで終わりです。
でもそれでもいいアイデアが出てこなかったら・・・
出てこなかった時は、休む
考えても考えても出てこない時。
アウトプットしてもアウトプットしてもひらめかない時、そんな時は休んでください。
たまには自分を甘やかしましょう。
僕がおすすめする休み方はつぎのとおり。
- 散歩
- 友達と話す
- 寝る
ある程度休んで、充電が完了したら次はまたアウトプットしてみる。
アイデアを出そうと思って思って、それでも出てこない。
そんな時は辛いかもしれませんが、頑張りましょう。
またアウトプットする
ある程度休んでみたら、またアウトプットしてみてください。
それでも出てこない場合は、
アイデアの理想像を文章化→リサーチ→アウトプット
この工程を繰り返してみてください。
まとめ
今回はの記事では、僕がアイデアを生み出す時に意識しているコツをご紹介しました。
正直な話、当記事で書いた方法を使っても、アイデアを生み出すのには、今でも苦労します。
時には髪をかけむしることもありますし、叫びそうになることもあります。
でも今回ご紹介しましたアイデアを生むためのステップ。
①生み出したいアイデアを文章化して、ハッキリとさせる。
②とりあえずアウトプットしてみる。
③近しい情報を集めて整理する。
④またアウトプットする。
⑤出てこなかった時は、休む。
⑥またアウトプットする。
この順番を知っておくだけでも、少しラクになりました。
めちゃくちゃケンカの弱い高校生がポケットにメリケンサックを忍ばせているような感じでしょうか。
以上で記事は終わります。
今回の記事が、あなたがアイデアを生むときの「補助輪」のようになりますと、幸いです。
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