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ノートを持ち歩く習慣をつけたいけど、
そもそもノートに何を書けばいいのかがわからない・・・
ノートを持ち歩いているけど、もっと生産的にできないかな?
当記事では、こういった悩みを解決します。
世の中にあふれる「ノート術」について書かれた本の数々。
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ぼくは、そんなノート術の本を読むのが大好きです!
好きすぎて、もはやノート術のコレクターと化しています。
ということで、今回の記事ではノート術の本を10冊以上読んで、よく書かれていたノート術を10のポイントだけ選んでまとめました。
結論:ノート術の本によく書いてあったのは、つぎの10のポイントです。
- ノートに日付を書く
- ノートでタスクを管理する
- ノートは仕事もプライベートも同じものを使う
- ノートは定期的に見返す
- ノートに目標を書く
- ノートは見開きで使う
- ノートを分割して使う
- ノートは忘れるために使う
- ノートは考えるために使う
- ノートに使うペンの種類や色を使い分ける
10冊以上のノート術の本の中によく出てきたのは、上に書いた10のノート術でした。
「ノートに日付を書く」という当たり前のものから、「ノートは見開きで使う」というめずらしいものまで、さまざまなバリエーションがありました。
しかし、どのノート術にも、ちゃんとした理由があり、実践する価値がある内容となっています。
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それでは、ひとつひとつご説明していきます
ノートに日付を書く
1つ目のノート術は「ノートに日付を書く」です。
こちら、意外とやっていない人もいるのではないでしょうか?
僕自身、昔のノートには日付を書いていなかったです。
でも日付が書いていないと、後からノートを見返す時に不便です。とくに昔の自分が書いたことを探す時など。
だからノートに何かを書き込む時は、日付も一緒に書いておくことを強くおすすめします。
またノートに日付を書いておくメリットは、1つだけではありません。
それはノートを付けて何年も経った頃に「3年前の今日の自分って、何をしていたのかな?」と知りたくなったとします。
そういう時にも昔のノートを見返せば、すぐに思い出すことができます。
まるで昔の自分と対話をしているような気分になります。
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そうするとノートをつけるのが、ますます楽しくなってくるんです!
ノートはプライベートも仕事も同じものを使う
2つめのノート術は「ノートはプライベートも仕事も同じものを使う」です。
各ノート術の本に、さまざまな表現で書かれていましたが、やっぱりノートは1冊のノートを持ち歩いたほうが便利です。
プライベートと仕事、それぞれで別々のノート使ったとします。
そうすると不便な時が出てきます。
例えば、プライベート用のノートを開いている時に、仕事のアイデアを思いついたとします。
その時は改めて仕事用のノートを開かないといけなくなります。
これは仕事中に帰りに買い物を思い出した時にも言えます。
つまりプライベートと仕事でノートを使い分けて、いちいち切り替え作業を行う。その時間がムダなんです。
ノートでタスクを管理する
3つ目のノート術は「ノートでタスクを管理する」です。
カンタンに言うと、ノートに「ToDoリスト」を書いておいて、それをこなしていくイメージ。
やらないといけないことがたくさんあるけど、どれから手を付けたらいいかわからなくて混乱してしまう。
そんな時ってありませんか?
ぼくはあります!
でもそんな時に試してみてほしいのが、ノートに「今、自分がやらないといけないことをノートに全部書き出す」というものです。
「別にタスクを書き出すのであればノートじゃなくて紙でもいいんじゃね?」という疑問出てくるかと思います。
でもノートに書いておくことで、後からノートを見返した時に、当時の自分が何をしていたのかの軌跡になるんです。
そういう意味でも、毎朝ノートにその日のタスクを書き出していく。
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これ、かなりおすすめです!
ノートは定期的に見返す
4つ目のノート術は「ノートは定期的に見返す」です。
ノートは一度書いたら終わり、ではなく何度も何度も見返しましょう。
ノートを見返すメリットは2つあります。
- 成長を実感できる
- 過去の体験の追体験ができる
成長を実感できる
数年前に使っていたノートを久しぶりに見返したとき、その当時の自分が悩みを書いていた。
プライベートでも仕事でも、当時の自分がやらないといけないことが、書き殴ってあった。
でも今の自分は、そんなことでは悩まなずに、何も考えずにそのタスクをこなせるようになっている。
こういう小さな「気付き」で成長を実感できるんです。
これはノートにコツコツといろんな記録を書き残しているからこそ、できることなんですよね。
また目に「見える物量としてのノート」という意味でも成長は実感できます。
たとえばノートが、1冊、2冊と少しずつ増えていったとします。
ふとした時にそんなノートたちを見て、「自分ってこんなにコツコツと頑張ってきたんだな」と成長を実感できます。
社会に出て数年も経つと、人間的に成長できているのか不安になる時ってないですか?
そんな時にノートがあると、大丈夫です。
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成長が実感できます
過去の体験の追体験ができる
ノートによって「過去の体験の追体験」ができるんです。
たとえば友達と旅行に行ったとします。
その時の行き、もしくは帰りの新幹線で、ノートにカンタンに旅の予定を書きました。
書いてある文字は旅行の楽しい気分があらわれて、いつもよりも弾んだ文字になっています。
数年後、ノートを見返した時に「そういえば昔旅行行ったな〜」と、当時の記憶や感情がありありと思い出すことができます。
他の例だと、読んだ本の内容の要点をノートにまとめたとします。
電車を待つ間にノートをパラパラとめくって、そのページを読み返す。
家で寝る前にも、そのページを読み返す。
こうやって何度も何度もノートを読み返すことで、その本の内容が記憶に定着する確率はグンとアップするでしょう。
ノートに目標を書く
5つ目のノート術は「ノートに目標を書く」です。
少し意外ですが、この「ノートに目標を書く」と書いてあったノート術の本はけっこう多かったんですよ。
でも目標を書くといっても、さまざまなバリエーションがありました。
例えば1年の目標であったり、1ヶ月の目標であったり、1週間の目標であったりと。
あなたは今年のはじめにたてた目標を覚えていますか?
「忘れている」という人、結構多いのではないでしょうか。
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ぼく自身もノートに目標を書き込む前は、
今年の目標は忘れていました・・・
でも一年の目標をフセンに書き込んで、ノートの1ページ目に貼っておくようになってからは、忘れないようにりました。あと目標を達成する回数も増えました。
ノートは見開きで使う
6つ目のノート術は「ノートは見開きで使う」です。
このノート術は、おどろく方も多いのではないでしょうか?
僕自身もさいしょは「えっ。ノートを見開きで使うの?使いづらくないか・・・」という感じでした。
でも実際にこのノート術を実践してみると、なかなか理にかなっているなと思います。
また見開きで使うときのおすすめは、左のページ上から使って、右下が最終、ではなく。右ページの上から書き込んでいってください。
右ページの上から書き込んだ時に、左のページはどうなるのか?
左のページは自由帳化してください。
ルールもなく、頭に出てきた言葉をポンポンと書き込んだり、イラストを描いて落書き帳などなど。
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そんな感じで使います!
見開きでノートを使って、自分の脳みそにもったいない、と思わせるのが狙いです。
ノートを分割して使う
7つ目のノート術は「ノートは分割して使う」です。
僕は日付の区切り線として、横に区切っています。
またヨコ以外にも、ノートをタテ半分に折り曲げて線をつけて使うのもおすすめです。
ノートは忘れるために使う
8つ目のノート術は「ノートは忘れるために使う」です。
「ノートを忘れるために使う?ノートって覚えておくために使うんじゃないの?」って思いますよね。
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でも違います
ノートは忘れるためにも使うんです。
たとえば
仕事中に上司から雑用を頼まれたとき
帰りにトイレットペーパーを買わないといけないとき
こういう緊急性の低いタスクを覚えておくのって、無意識のうちにかなりのストレスになっています。
だから一時的に「忘れても大丈夫なこと」はノートに書いて、忘れましょう。
そうやって自分がその時に集中しないといけないことに、集中するんです。
つまりノートを、パソコンの「外付けハードディスク」のように扱うということ。
一時的に忘れてもいいことをノートに書いて忘れて、「考えること」に使う脳みその容量を確保しましょう。
ノートは考えるために使う
9つ目のノート術は「ノートは考えるために使う」です。
ノートを4年以上毎日持ち歩いてきた僕は確信していることがあります。
それはノートに何かを書いていると、「考える力」が上がるということ。
たとえばなんとなく体調が悪いなと感じているとき。
僕はそんなことでもノートに書き込みます。
ノートを取り始めた頃は
「体調悪い」
だけでした。
それが
「お腹が痛い。どうしてだろう・・・」
に変わりました。
最近では
「なんだか胃の調子が悪いな。そういえば昨日は辛いものと一緒にお酒をいつもより多く飲んだからかな?」
とひとつの文章として書くようになっています。
ノートで考えるときにはマインドマップもおすすめ
何が考えたいことがあるときは「マインドマップ」がおすすめです。
例えば来週の金曜日までに企画のアイデアを3つ出さないといけない場合。
そんなときは何もアイデアが出ない状態でも、ノートの真ん中に「○○の企画アイデア」と書き込みます。
そしてどんなくだらないアイデアでもいいから2~3個書き込んでみる。
調子が良くて、他にもワードが出てきたら、どんどん書いていきましょう。
反対に全然ワードが出なかったら、その日はそれで終わってもいい。
金曜日までにそのページを開いて、アイデアを少しずつ書き込んでいきましょう。
マインドマップに関してはダイゴさんのこちらの動画にわかりやすい解説が載っておりましたので、転用します。
ノートに使うペンの種類や色を使い分ける
10個目のノート術は「ノートに使うペンの種類や色を使い分ける」です。
複数のペンを使い分け、メモをとっておくと、あとから見返したときにわかりやすいノートになります。
後から書き込みする場合は別の色を使うなどにすると、後から見返した時にわかりやすいです。
また色には、それぞれの特性のようなものがあります。
赤色=注意を喚起する色
青色=集中力を上げる色
また僕がとくに気に入っているのは「ブルーブラック」です。
ペンの使い分けは「色」だけではなく、「種類」でも使い分けることができます
- 3色ボールペン
- 万年筆
- 蛍光ペン
- マジックペン
ペンの種類でも使い分けを行うと、気分転換にもなります。
参考にしたノート術の本
- 『スマートノート』岡田斗司夫著 文藝春秋
- 『情報は1冊のノートにまとめなさい[完全版]』奧野宣之著 ダイヤモンド社
- 『読書は1冊のノートにまとめなさい[完全版]』奧野宣之著 ダイヤモンド社
- 『人生は1冊のノートにまとめなさい』奧野宣之著 ダイヤモンド社
- 『アウトプット大全』樺沢紫苑著 サンクチュアリ出版
- 『コクヨのシンプルノート術』 コクヨ株式会社著
- 『「すぐやる人」のノート術』塚本亮著 明日香出版社
- 『超ノート術』佐藤ねじ著 日経BP社
- 『思考の整理学』外山滋比古著 ちくま文庫
- 『メモの魔力』前田裕二著 幻冬舎×NewsPicks
- 『バレットジャーナル』 ライダーキャロル著 ダイヤモンド社
著者の名前で、あいうえお順です。
今回の記事を書くにあたって参考にしたのは、上記の本でした。
正直『アウトプット大全』や『思考の整理学』に関しては、「ノート術」の本ではありません。
しかし、こちらの本の中にはノートについて書いてあり、ぼく自身もその内容から自分のノートにも影響を受けました。
なので当記事の参考にいたしました。
また当記事は現時点で完成ではなく、今後も「ノート術」に関する本を読んでいくたびに少しずつ改良していこうと考えております。
もしも上記の本以外におすすめのノート術の本がございましたら、コメント欄などで教えていただけますと、うれしいです。
まとめ
- ノートに日付を書く
- ノートでタスクを管理する
- ノートは仕事もプライベートも同じものを使う
- ノートは定期的に見返す
- ノートに目標を書く
- ノートは見開きで使う
- ノートを分割して使う
- ノートは忘れるために使う
- ノートは考えるために使う
- ノートに使うペンの種類や色を使い分ける
ノート術の本を10冊読んで、多くの本によく出てきました「ノート術」は上の10個でした。
僕自身がノート術の本を読む中で、1番知って良かったなと思ったのは、6の「ノートは見開きで使う」と9の「ノートは考えるために使う」でした。
ノート自体に何かを書き込むことで、考えをまとめたり、アイデアを膨らませることができる。
またその考えを出すために、ノートを見開きで広く使う。
ノート術の本を読んで実践してみると、著者が書いていたことの理由が理解できました。
ノート=自分検索エンジン
ノート術の本を読み、ノートに毎日何かを書いていた経験からわかったことがあります。
それは
ノート=自分検索エンジン
ということ。
ノートに、自分が体験したことや、その時の感情、知識や考えをコツコツと書き込む。
そのノートたちがある程度溜まってくると、自分検索エンジンができあがります。
Googleで検索すれば、なんでも出てくる時代。
そんな今の時代に必要なのは、自分についての知識だと僕は考えています。
だからこそノートを毎日コツコツととっていく。
そしてノート術の本を読んで、自分のノートの付け方をブラッシュアップする。
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これが大切になってきます!
さいごに
iPadなどのタブレット端末が発展してきて、ノートの存在がどんどんと薄れていっている今日この頃。
でも僕は人生の中で一度でも紙のノートを持ち歩いて、いろいろなことを書き込んでみてほしいと思っています。
2~3ヶ月持ち歩いてボロボロになったノートの表紙の角、ページにミスってこぼしたコーヒーのシミ、ムカついている時に赤いペンで書いた言葉。
そんな一見ネガティブな要素も、後になってみると不思議と愛着が湧いてきます。
ぜひあなたも、ノートとともに人生に一瞬を過ごしてみてください。
以上で記事は終わります。
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さいごまで読んでいただいて、ありがとうございました。
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