ハック大学のぺそさんの著書『最強の仕事術』を読みました。
『最強の仕事術』に書いてある仕事術は、最強で最新の仕事術だ。若手社員や中堅社員に、ぜひ読んで欲しい。そんな本です。
『最強の仕事術』を読んで実践すれば、今の自分よりも圧倒的に成長することになるでしょう。
はじめに
ハック大学のぺそさんは外資系金融機関に勤めながら、ユーチューバーとして活躍している化物級のビジネスマンです。チャンネル登録者は2022年3月現在で26万人。
僕自身も、ぺそさんの動画をよく見ています。
そしてその動画から学んだことを、仕事で実践してみて、成長を実感できていたので、この本を読んでみました。
『最強の仕事術』の概要
- 市場価値を高める
- 学び続ける
- 思考はコレクションするのではなく、武器にする
- 凡人は「行動」しないと勝てるわけがない
- コミュニケーションスキルの鍛え方
- 自分自身を管理する
上記の6つは僕が『最強の仕事術』を読んで特におもしろいなと思った個所です。
当記事は、この6つをもとに書きました。
結論:大事なのは自分の頭で考えつつも、失敗を恐れずに小さく行動を重ねていくこと。
最終的に大事なのは、結局自分の頭でキチンと考えて、そして考えるだけではなく行動も起こすことですね。
そして「ノウハウコレクター」には、絶対にならないようにすること。
これが『最強の仕事術』でペソさんが伝えたいメッセージだと感じました。
「『仕事ができる』は案外簡単につくれる」
才能はもちろん、あります。
でも知識や考え方のテクニックを自分に取り入れることで、自分の仕事力を向上させることは可能です。
市場価値を高める
目指すのは労働市場で価値の高い人材になることです。
上司や会社での評価ではなく、労働市場での評価を大切にする。結局それが自分のためになる行動なんです。
転職が当たり前になって、未来が不透明で、どうなるか誰にもわからない、“いま”の時代にこそ必要な意識です。
じゃあ肝心の市場価値を高くするには、どうすればいいのでしょうか?
それは「作業者マインドを捨て、思考者マインドを自分にインストールする」です。
作業者マインド=決められた手順、決められた方法で、与えられた課題を解決する人
思考者マインド=すべてのタスクに対して自分でしっかりと考える人
つまり「常に思考をぶつけながら作業をすることが大切」なんです。
そして本書を読めば、市場価値が高いビジネスマンに近づけます。
でも、ただ読むだけで終わらせていたらダメです。
何度も何度も読んで、この本に書いてある内容を使いこなすのが大切です。
自責思考と他責思考
この自責という言葉は、ペソさんの動画でもよく出てくるワードです。
自責の反対の言葉として他責という言葉があります。
それぞれの違いは次のとおり。
他責思考=トラブルが起きた時は、誰かのせいにする。何の進展も成長もない
自責思考=トラブルが起きた時は、自分のせいにする。しんどいけど、自分の成長につながる
自責思考をすることは、「できない奴」と自分で認めることにもなります。
でも最終的には、それが一番自分のためにもなるんです。
それは
全体最適を考えたため高く評価される
成長スピードが圧倒的に速くなる
慣れれば精神衛生面もよくなってくる。
からです。
学び続ける
あなたは勉強しているでしょうか?
社会人になってから、勉強はしていないという方、多いです。
でも当たり前ですが、学ぶことには多くのメリットがあります。
それは
学ぶこと=凡人が天才に勝つ方法
だからです。
しかしぺそさんが言う「学ぶ」とは、ただのインプットっではありません。
それは学んだことを、自身の仕事やプライベートで活かすということ。
つまり行動が伴っている学びなんです。
現代社会では、1度学んだらクリアではない
変化が激しい現代の社会では、1度学んだからといって、それで終わりにはなりません。
なぜなら知識が風化するスピードも、どんどんと速くなっているからです。
これは面倒くさいのですが、いい面もあります。
それは「凡人も天才も同じスタート地点に立っている」ということ。
これは「Tiktok」が良い例でしょう。
このアプリが出てきた当初は、女の子が音楽に合わせてダンスを踊る動画を見るアプリと言う印象しかありませんでした。
しかし今では、Tiktokでニュースを見たり、自社商品の販促に活用する企業も増えています。
数年前には、登場もしていなかったアプリが、人々の娯楽時間から、一定の時間を奪っているんです。
もしもTiktokが出てきたばかりの頃に、ショート動画で人気が出る動画を勉強して、動画をせっせとUPしていたら、先行者利益で人気の投稿者になれていたかもしれません。
新しいサービスが出てきた時に、キチンと飛びついて学んでおく。
こういった行動をとることで、凡人が天才に勝つ確率はグッと高まります。
学んだらアウトプットもする
あなたは学んだ内容をアウトプットしていますか?
個人がアウトプットするメディアが多い時代です。
インプットと同時にアウトプットをするというのは、耳にイタイくらいに言われてきている言葉ですね。
しかし、やはりインプットはアウトプットを前提にしなければ、意味がありません。
学んだ知識が頭にも定着しないでしょう。
思考はコレクションするのではなく、武器にする
思考ばかりをフィギュアのように集めて満足する。
こんな風な、ノウハウコレクターになっていはいけません。
この本に何度も何度も書かれています。
得た知識は「実践して血肉化」することに意味があります。
論理的思考、エッセンシャル思考、ゼロ秒思考、世の中には思考法に関する本がたくさんあります。
そんな本を読んでは「これはいい方法を知った、明日から使ってみよう!」と言う感じにはなりますが、3日後には読んだこと自体忘れてしまっている。
と言う感じではないでしょうか。まさに3日坊主。
ロジカルシンキング
『最強の仕事術』の中にも、思考法が何個か紹介されていますが、僕が実際に取り入れた方法をひとつだけご紹介します。
それは
仮説思考
です。
この「仮説思考」という思考法、ぺそさんの動画でも何度か紹介されています。
「仮説立案」→「仮説検証」を行うというもの。
情報をもとに自分であたりをつける。
1度考えてから、情報を集めて、行動をする。
「手間じゃないか?」とはなるのですが、でもこれが時間の短縮になります。
もしも出てきた情報を、すべて検討していたら、時間の無駄になります。
だから行動する前に、ある程度でもいいので、自分で考えてあたりをつけた方がいいんです。
凡人は「行動」しないと勝てるわけがない
1度動いてから、の方が思考の量は増えます。
準備ばかりして、結局何もしないままで終わることが多いんです。
ぺそさんは動画の中でよく「DoPDCA」という考え方について語っています。
これは有名なPDCAのサイクルの前に「とりあえず動いてみる」というのを入れるというものです。
この考え方で、準備ばかりして結局動かないと言うのを防ぎます。
着手主義
それでもなかなか行動できない、という方には着手主義という考え方をインストールしてください。
「やってみたい!」と思った時が、1番モチベーションが高い状態です。
初めから行動を起こすと、たしかに失敗もするかもしれません。
でも失敗を繰り返して、改善をした方がいいんです。
でも借金しまくって、挑戦してください。と言う意味ではありませんよ。
コミュニケーションスキルの鍛え方
当たり前ですがコミュニケーションは、伝わらないと意味がありません。
だから
どうすれば理解しやすいか?
どうすればわかってもらえるか?
を考えることが大切なんです。
結論から話す
また会話においては「結論から話す」というのも大事ですね。
コミュニケーション能力が高い人というと、ノリが良くて飲み会とかで活躍する人を思い浮かべるかもしれません。
しかしビジネスにおけるコミュニケーション能力の高さというのは、ノリが良いことではありません。良く話せばいいわけではない。
ビジネスシーンにおけるコミュニケーションで大切なことは
「正確に、相手を配慮しながら伝える/聞く」
ことです。
結論:人に「話す前&聞く前」に考える
話す前に考えて、どれが必要な情報か整理して、順番を考えて、伝えることが大切です。
質問する前にも考えましょう。
質問する前に考えて、自分の中で答えを準備して、相手に投げかける。
意外とこれができていない人が少ない、だからできれば他のビジネスマンと差がつきます。
管理する
マネジメントと聞くと、私には関係ないな・・・となりませんか?
僕も『最強の仕事術』を読む前はそうなっていました。
でも
マネジメント(管理する)=すべての社会人がやるべきこと
なんです。
たとえば目標も管理できます。
何かの目標を立てる時に、自分が実現できそうな目標よりも高く設定して、リミッターを外すことをしたりしましょう。
そうすることで「現実的な目標」を達成できる確率が上がります。
ミスだって考え方次第で、管理できます。
ミスが起きた時に落ち込んだり、根性論でなんとかしようしてはいけません。
そうではなくミスは必ず起きるから、起きない仕組みを作ることが大切なんです。
まとめ
- 市場価値を高める
- 学び続ける
- 思考はコレクションするのではなく、武器にする
- 凡人は「行動」しないと勝てるわけがない
- コミュニケーションスキルの鍛え方
- 自分自身を管理する
今回の記事はハック大学のペソさんの著書『最強の仕事術』を、上記の6つの項目をもとにご紹介しました。
こちらの本を読んで、とにかく感じたこと、伝えたいことは「ノウハウコレクターになってはダメ」ということです。
この本以外からも学んだことは、自身のアウトプットで実践して、自分の中に染み込ませていきましょう。
またペソさんが働く外資系金融機関というエリートばかりの環境でも、この本の内容を実践できている人は少ないとのこと。
ということは、この本を何度も読んで実践すれば、未来には「今よりも確実に仕事ができる自分」が待っているでしょう。
「仕事ができる」になりたい方は、ぜひ『最強の仕事術』を読んでみてください。
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