「ノートをとっているけど、イマイチ良いアイデアが思いつかない・・・」
そのような経験はないでしょうか?
そんな方におすすめの本が、佐藤ねじさんの書いた『超ノート術』です。
今回はこの『超ノート術』の内容を記事にしてみました。
はじめに 著者の佐藤ねじさんについて
佐藤ねじさんは、コンテンツ広告などを手掛けるアートディレクターです。
また株式会社ブルーパドル代表でもあります。
今までの仕事には、
- 社長 島耕作のスマホが見放題
- 貞子3D2 スマ4D公式アプリ
などを企画してきました。
まさに「アイデア工場」のような方なんです。
そんな佐藤さんの「ノート術」とはどのようなものなのか?
佐藤ねじさんのノート術
佐藤さんのノート術は次の3つの流れから作られます。
1 毎日コツコツと、気になったことをノートにメモする
2 そのなかから、選りすぐりのメモだけを特別なノートに書き写す
3 選ばれたメモは頻繁に見返し、アウトプットに活用する佐藤ねじ著『超ノート術』日経BP社 2016年 P21より
それはふだん持ち歩いているノート以外にも、もう一冊別のノートを持ち歩くというノート術なんです。
佐藤さんは本の中でそのノートを「1軍ノート」と呼んでいます
1軍ノートとは?
1軍ノートと2軍ノートの違い
1軍ノートと2軍ノートはどう違うの?と気になった方はいませんか。
いうならば、
2軍ノート=発想の種を集めるもの
だとすれば、
1軍ノート=その種を育てるもの
というイメージです。
2軍ノートには、日常の中での気付きに始まり、テレビ、映画、本の内容、人との会話などをどんどんと書き込んでいきます。
そして自分にとって特別な1軍ノートに、その中でも特別なアイデアを書き込んでいく、というもの
つまりふだん使いのノートの中から、「これは!」と思うアイデアのみを選抜して1冊のノートにまとめていくんです。
それでは、1軍ノートはどうやって作れば良いのか?
1軍ノートの作り方
1軍ノートを作った時に守った方が良いルールは2つあります。
- 使う時にテンションが上がるように高級なノートにする
- 決まったフォーマットの繰り返しにする
使う時にテンションが上がるように高級なノートにする
いつも使う「2軍ノート」よりも、高級なノートにした方がいいんです。
なぜかというと、書き込む時に緊張感もありますし、特別感が出てくるから。
ちなみに佐藤さんは、1冊3,000円もする「モレスキン」のノートを使っています。
決まった時フォーマットの繰り返しにする
著者の佐藤ねじさんはマスにイラストを書いています。
でも箇条書きで、どんどんアイデアを書き連ねていくのでも良いんです。
要は「1軍ノート」を何度も見返したくすることが大切なので。
「ふーん。でも別に俺アイデアとかいらないし。このノート術は関係ないな・・・」と思ったあなた!
1軍ノートを作るメリット
1軍ノートのメリットは、自分が生み出したアイデアの「自分らしさ」がわかるんです。
1軍ノートは企画以外でも役に立つ
このノート術は、仕事において「アイデアが必要とされる人」以外にも役に立つんです。
営業マンだったら、お客様に受ける話を集めた「1軍ノート」を作れば良いです。
保育士だったら、子供が喜んでくれたエピソードを集めた「1軍ノート」を作ってみるのも手かと。
大事なのは、「1軍ノート」を作ることによって、自分らしさを知ることです。
と、ここまで1軍ノートの作り方とメリットついて書いてきました
しかし1軍ノートは、2軍ノートのなかから出てきたアイデアを1軍ノートに書き込んで行けば良いというわけではないんです。
2軍ノートの中のアイデアを「一度転がして、進化させること」が大切なんです。
でもどうやってアイデアを転がせば良いかわからないという人のために、佐藤さんは本の中で発想法を紹介しています。
佐藤ねじさんのアイデアの膨らませ方
マインダラート
佐藤さんのマインダラートは、
・マンダラート
・マインドマップ
を組み合わせたものです。
マインドマップはなんとなく知っている方はいるのではないでしょうか。
でも「マンダラート」を知らない方は結構多いのではないでしょうか。
「マンダラート」は『考具』のなかに紹介されている発想法です。
それは「3×3のマスの真ん中に主題を書いて、その周りに関係のあることを書いていく」というもの。
「マンダラート」は、この2つを組み合わせて発展させている発想法です。
まとめ
今回は『超ノート術』に書いてあった「1軍ノート」の作り方やメリットをご紹介しました。
僕も1軍ノートを作ってみようと思います。
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