UNDERCOVERの2007AW 「無題(ニットとハイテク)」について語る。

セクシーとUNDERCOVERの毒が融合した2007SS「Purple」期を解説」では、

  • ニヤリと笑ったドクロのコサージュ
  • バストの部分をクシャクシャにつぶしたワンピース
  • クラッチバックと一体化したラメの手袋。
というキーワードをもとに、UNDERCOVERの2007SSコレクションについて書きました。

 

まだ読んでいない方は、ぜひ読んでみて下さい。

 

今回の記事では、その続きUNDERCOVERの2007AWコレクションについて書きます。

 

2007AW 無題(ニットとハイテク)

このシーズンはUNDERCOVERがパリコレ参加しだして、ちょうど10回目のコレクション。

ですがテーマはありません。

このシーズンで高橋氏は、「ニット生地」と「ハイテク素材の機能性」にフォーカスした服をデザインします。

 

今回は2つのキーワードをもとに記事を書きました。

  • ハイテク素材を多用
  • トップメゾンにも負けないクオリティ

ハイテク素材を多用

素材には、

  • サーモトロン
  • PCM
  • ディアプレックス

など、ニットの裏側にはNASAで使われるハイテクな開発素材を使用しています。

だけどハイテク素材は全面に押し出さずに、内側でそっと使っています。

 

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UNDERCOVERのアトリエ内では「ニットとハイテク」と呼ばれていたそうです。

 

トップメゾンに負けないクオリティ

「ニットとハイテク」も「purple」と同じように正統派ラグジュアリーな服の数々がコレクションに登場しました。

 

しかし背中についたカミソリモチーフの天使の羽根や脳みその形のバッグで、UNDERCOVERらしい「毒」と「ユーモア」は忘れていません。 

 

あと「ニットとハイテク」は洋服の完成度がめちゃくちゃ高い。

ラグジュアリー系トップメゾンと比べても引けを取らない洋服の完成度です。

 

「ニットとハイテク」はメンズの服も素晴らしくて、特にジョニオ氏も私服でよく着ていたニットのパーカーがめちゃくちゃカッコいい!!

 

高橋氏は後に発表した2010SS「less but better」では、プロダクトデザインから着想を得た服を作ります。

「ニットとハイテク」のミニマルデザインの服たちは、このシーズンのデザインと通じるものがあります。

 

 

 

掲載された雑誌

  • 『EYESCREAM ‐ 総力特集 アンダーカバー』 2007年 5月号 16~63p
  • 『FIGARO』 2007年 7/5号 92~99p
  • 『HUgE』 2007年 12月号 52~59p
  • 『MEN’S NON-NO』 2007年 8月号 150~157p
  • 『装苑』 2007年 8月号 30~33p
  • 『Vogue Nippon』 2007年 ?月号 226~227p
  • 『WWDなぜ、今「アンダーカバー」なのか?』 2007年 6月25日号 4~11p

このシーズンのオススメの雑誌は何といっても、『EYESCREAM ‐ 総力特集 アンダーカバー』です。

 

『EYESCREAM ‐ 総力特集 アンダーカバー』

「EYESCREAM」では、当時のUNDERCOVERのアトリエの写真があります。

それを見るだけでも、ファンは興奮すること間違いなしです。

 

まとめ

今回は2つのキーワードをもとに記事を書きました。

  • ハイテク素材を多用
  • トップメゾンにも負けないクオリティ

さいごまで読んでいただきありがとうございました。

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