上の写真は、僕がいつも使っている小銭入れ。
「BAGGY PORT (バギーポート)」というブランドの小銭入れです。
「BAGGY PORT」は神戸発のカジュアルバッグのブランド。
この小銭入れはレザー製なんですが、実は藍(インディゴ)で染められているんです。
レザー×藍染めって男にはたまらない組み合わせなんですよね。
ちなみに「BAGGY PORT」の藍染レザーには、3つの濃さがあります。
- ブルー/8回染め
- ダークブルー/20回染め
- ネイビー/32回染め
僕が使っているのは③のネイビーです。
一番濃い色を選んだのには理由がありました。
藍染のレザーなので、「使っていくうちに徐々に色が落ちて水色にならないかな~」なんて期待していました。
でも実際の色の変化は逆です!!
当たり前ですがレザーなので、使い込むうちに色はどんどんと濃くなっています。
もしデニムのように色の変化を楽しみたいのであれば、①のブルーの薄い色を買った方が良かったと思います。
そして使い込むうちに、どんどんとブルーが濃くなる経年変化を楽しむべきでした。
とまあ、間違えて買った③のネイビー。
こちらも“吸い込まれるような藍色”が見ていてたまらない色合いです
使って2年経った今ではとても気に入っています。
先ほども書きましたが、僕がこの小銭入れを買ったのは2年以上前です。
2年以上も使っていると、ところどころに細かい傷があったり、経年変化があります。
そんな傷や経年変化も含めて、この小銭入れには出てきました。
今回の記事では小銭入れの経年変化と、いつも僕が行っているケアの様子をご紹介したいと思います。
藍染め小銭入れのケア
ケアの準備
まずは小銭入れの中身を全て取り出します。
おしぼりで水拭き
中身を全て取り出したら、コンビニやスーパーでもらえるおしぼりで表面を水拭きしていきます。
※おしぼりをそのまま使うと、水分が多くて革が濡れてしまうことがあります。
よく絞ってから使ってください。
小銭入れの中もしっかりと拭き、角に溜まっている埃も取り除きます。
内側のレザーの色
中をめくってみると内側のベージュの革の色がこんなに変わっているのがわかります。
2年間で、こんなに色って変わるものなんですね!
拭き終わった後のおしぼりを見ると、小銭入れの藍が付いているのがわかります。
「ラナパー」でレザーに栄養を与える
上の写真は僕がいつも使っている「ラナパー」というレザー用のクリーム。
ラナパーとは?
ラナパーは天然原料を使ったドイツ生まれのレザートリートメントです。
主成分は蜜蝋ロウ(蜜蜂の分泌物)とホホバ(ツゲ科の植物)からしぼった油。
レザーに栄養を与えるとともにカビも予防してくれる優れものです。
あと少しですが撥水効果もあります。
「ラナパー」を塗った後の仕上がりは、他のレザークリームのように強い光沢が出ません。だから僕が使うのは、ツヤが出てほしくない財布やキーケースなど。
もちろん革靴にも使えるのですが、革靴にはある程度の光沢が欲しいので別のクリームを使っています。
中のクリームはこんな感じです。
はちみつみたいな色で、固さはスティックのりをイメージしてもらうとわかりやすいかと。
ラナパーを塗るときには、僕はいらなくなったTシャツを、30cm×30㎝位に切ったハギレを使います。
適量のラナパーを、Tシャツのハギレを巻き付けた指先で取ります。
なでるように表面に塗りこんでいきます。
ちょっと塗りすぎたかも・・・
ステッチにもクリームをしっかりと塗り込んでいきます。
全体にラナパーを塗り込んだ後にハギレを見てみると、小銭入れの藍がこんなに色移りしていました。
最後にはハギレのラナパーが付いていない部分で、全体をから拭きします。
いつもはここで終わりなのですが・・・。
コバの修復
今回はコバが痛んでいたのでレザーマニキュアを塗りたいと思います。
レザーマニキュア
コバはレザー・マニキュアを使って修復していきます。
僕が使っているのはこちらのレザーマニキュアです。
「モゥブレイ」というメーカーのレザー・マニキュアです。東急ハンズで買いました。
中はどんな感じかというと・・・
本物のマニキュアみたいな感じで、フタにペンがくっついています。
匂いもマニキュアのようにシンナー臭がするんです。
使うときは窓を開けて換気をするようにしてください。
レザー・マニキュアの塗りおわりました。
レザー・マニキュアを塗るときは、一回で大量に塗ろうとしないで、薄く何度も重ね塗りしてください。
一度で厚く塗ろうとしても、塗れるには塗れます。
でも後でポロっと剥がれてしまうことがあるので、気を付けてください。
塗った後はいらない紙をしいて、自然乾燥するのを待ちます。
僕はレザー・マニキュアが紙にくっつきにくいように、いつもレシートをしいています。
乾いたらコバの修復が完了です。
AFTER
今回は、これで小銭入れのケアが完了しました。
ここまで書いておいてなのですが・・・。
正直小銭入れって手に触れる機会が多いので、頻繁に手の油分が付いているんです。
だから実をいうと、そこまでケアが必要じゃないんです。
まあただの自己満足ですね
だけど一か月に一度小銭入れの中を掃除して、埃や汚れを取るのって気持ちがいいんですよね。
みなさんもいつも使っている革の小物がありましたら、掃除してみてください。
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