本屋大賞の歴代受賞作の小説を全部読んでみる!オススメ3冊もご紹介

「本屋大賞の受賞作を全部読んでみよう」

なぜか急にそんなことを考えた、2025年の5月。

社会人として働き始めて10年ほど、毎日の仕事に忙殺されていて、正直 本を読み時間を作り出すのもむずかしい。

せっかくの貴重な時間を使って、本を読むのならなんとか「おもしろい小説」を読みたい。

そんな時に思ったんです。

「本屋大賞の受賞作って、ハズレがないんじゃないか・・・?」  って。  

ちなみに本屋大賞というのは、毎年4月に全国の書店員が「いちばん!売りたい本」を1冊投票して決められる賞です。

1月に10冊のノミネート作品が決められます。

小説家が選考員であり直木賞や芥川賞と違い、本屋大賞はより読者に近い書店員さんが選んでいる賞なんです。

そりゃ選ばれる本が面白いわけですよね。

過去に本屋大賞の受賞作は何冊か読んでいたのですが、どの作品もやっぱりおもしろかったんですよね。

『ゴールデンスランバー』、『夜のピクニック』、『船を編む』。

どの作品もおもしろくて、おもしろくて、ただただおもしろかった。

疲れて本を読む気力がない帰りの電車の中でも、ベッドの中で寝る前に少しだけ読もうと思った時も、1度 本を開いたらページをめくる手が止まりませんでした。  

ということで本屋大賞の歴代受賞作で読んだことがない作品を、どんどん読んでみることにしました。

ちなみに2025年現在の本屋大賞の歴代受賞作と得点はつぎの通りです。

  • 2004年 第1回『博士の愛した数式』小川洋子著 新潮社 202
  • 2005年 第2回『夜のピクニック』恩田陸著 新潮社 374
  • 2006年 第3回『東京タワー』リリーフランキー著 扶桑社 279
  • 2007年 第4回『一瞬の風になれ』佐藤多佳子著 講談社 475.5点
  • 2008年 第5回『ゴールデンスランバー』伊坂幸太郎著 新潮社 509.5
  • 2009年 第6回『告白』湊かなえ著 双葉社 411
  • 2010年 第7回『天地明察』冲方丁著 角川書店 384.5
  • 2011年 第8回『謎解きはディナーのあとで』東川篤哉著 小学館  386.5点
  • 2012年 第9回『船を編む』三浦しをん著 光文社 510
  • 2013年 第10回『海賊とよばれた男』百田尚樹著 講談社 278
  • 2014年 第11回『村上海賊の娘』和田竜著 新潮社 366.5
  • 2015年 第12回『鹿の王』上橋菜穂子著 KADOKAWA 383
  • 2016年 第13回『羊と鋼の森』宮下奈都著 文藝春秋 372
  • 2017年 第14回『蜜蜂と遠雷』恩田陸著 幻冬舎 378.5
  • 2018年 第15回『かがみの孤城』辻村深月著 ポプラ社 651
  • 2019年 第16回『そして、バトンは渡された』瀬尾まいこ著 文藝春秋 435
  • 2020年 第17回『流浪の月』凪良ゆう著 東京創元社 432
  • 2021年 第18回『52ヘルツのクジラたち』町田そのこ著 中央公論新社 365.5
  • 2022年 第19回『同志少女よ敵を撃て』逢坂冬馬著 早川書房 463.5
  • 2023年 第20回『汝、星のごとく』凪良ゆう著 講談社 443.5
  • 2024年 第21回『成瀬は天下を取りにいく』宮島未奈著 新潮社 525.5
  • 2025年 第22回『カフネ』阿部暁子著 講談社 581.5

こうやって受賞作を見てみると、最近受賞した『成瀬は天下を取りにいく』『カフネ』以外の全作品が映画化されていました。

そして500点を超えた作品は、『ゴールデンスランバー』『船を編む』『成瀬は天下を取りにいく』『カフネ』の4冊。

単純に面白さと点数が比例しているとは限りません。 でも『ゴールデンスランバー』『船を編む』はすでに読んでいて、どちらもめちゃくちゃおもしろかった記憶があります。  

とまあこの記事を読んでいる方の中には、「あんたの感想なんてどうでもいいから、全部読んだ中でも特におもしろかった小説を教えてよ」って方もいるかと思います。

会社でも毎日のように上司から「結論から話しなさい」と言われておりますので、さいしょに結論を書きます。

本屋大賞歴代受賞作の中でも特におすすめなのは、次の3冊です。

2008年 第5回『ゴールデンスランバー』伊坂幸太郎著 新潮社 509.5
2009年 第6回『告白』湊かなえ著 双葉社 411
2017年 第14回『蜜蜂と遠雷』恩田陸著 幻冬舎 378.5
 
はい。上記の3冊が特におすすめです。
ここからは1冊1冊にたいする、ぼくの感想やらなんやらを書いていきますので、興味のない方はAmazonに飛んで、3冊買って読んでください。
めちゃくちゃおもしろいですので!
 
 
 
 
 
 
 
それでは本題に入っていきます。
 

本屋大賞歴代受賞作の中で、読んだ作品と読んでいない作品

まずは ぼくがすでに読んでいた本屋大賞受賞作と、まだ読んでいない作品にわけていきます。
 

すでに読んだ本屋大賞受賞作

『博士の愛した数式』『夜のピクニック』『東京タワー』『一瞬の風になれ』『ゴールデンスランバー』『告白』『船を編む』『蜜蜂と遠雷』

読んでいたのは、上記の8冊。

けっこう読んでいたつもりでしたが22冊中の8冊なので、三分の一ほどしか読んでませんでした。 『博士の愛した数式』『夜のピクニック』『東京タワー』『ゴールデンスランバー』『告白』は学生の時に読破。

『船を編む』と『一瞬の風になれ』と『蜜蜂と遠雷』は、社会人になってから読んでいました。

とくに好きだったのは、首相暗殺犯の免罪をかけられて逃亡する『ゴールデンスランバー』と辞書編集者の馬締(まじめ)くんのキャラが最高な『船を編む』です。

『船を編む』が面白すぎて、三浦先生の作品も何冊も読みました!

あと『夜のピクニック』の青春感もよかったし、18歳の時に『告白』を読んでからは小説ってこんなにおもしろいんだと気づき、月に何冊も小説を読むようになりましたね。

あと『博士の愛した数式』の博士と少年の関係性も・・・

とまあこんな感じで全作品おもしろかったんですよね 笑  

 

続いて、まだ読んでいない本屋大賞受賞作

『天地明察』『謎解きはディナーのあとで』『海賊とよばれた男』『村上海賊の娘』『鹿の王』『羊と鋼の森』『かがみの孤城』『そして、バトンは渡された』『流浪の月』『52ヘルツのクジラたち』『同志少女よ敵を撃て』『汝、星のごとく』『成瀬は天下を取りにいく』『カフネ』

読んでいないのは、上記の14冊。

けっこうあります。 でも月に5作品くらいを読み進めていけば、

3ヶ月で読破できそうです。8月には読破できるか?

目標を実行できるように、とりあえずメルカリやブックオフで、どんどん受賞作を買い集めていきました!

 

ということで本記事は終わりです。

さいごまで、ありがとうございました!

 

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