久しぶりに自分が着る服を作る
ここ数年に作ってきたのは、作品的な物作りが中心でした。 そんな時に、ふと思ったんです。 「自分が着る服を作りたい・・・」って。
ということで、今回は久しぶりに自分で着る服を作ってみました!
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青い月の刺繍が入れたい!
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自分が着る服を作るということで、考えました。
それじゃあどんな服を作ろうか?と。
出てきたアイディアは「青い月の刺繍」です。
実は今から10年ほど前に 「いつか青い月の刺繍を背中に入れた服が作りたい」 と考えていました。 背中に青い月の刺繍を入れることは決まり、です。
それならベースは、どんな服にしようか? どうせ作るなら、自分がいちばん好きなアイテムにしたい。
僕がいちばん好きなアイテムは、Gジャンです。
なら素材は、デニム? ブルーのデニムのGジャンだと、背中に入れた青い月の刺繍が映えない・・・。
そうだ!
ブラックデニム × 青い月の刺繍
これなら、夜空に月が浮かんでいるように見えるんじゃないか?
ということで、素材は「ブラックデニム」を使用することに。
でもパリッとした新品のような雰囲気のブラックデニムは、イメージとは違います。
シャキッとしたブラックデニムではなく、 誰かが何回も着て、クタッと少し色褪せてきたブラックデニム。 ブラックというよりはダークグレイになってきているブラックデニム。
しかしそんなブラックデニムは、生地屋には売っていません・・・。
それなら、古着のデニムを使えばいいんですよね。
古着のデニムを解体して、縫い直して服を作れば。
作ったのは、そんな古着のダークグレイのデニムを解体して、裁断して、縫い直したGジャンです。
素材
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ダークグレイのデニムを求めて、セカンドストリートや古着屋を巡りました。
デニム素材で使えそうな服を探して集まったのは、ボトムスが中心でした。
それが、つぎの5本。
1 ) Levi’s 501
2 ) GUのブラックデニム
3 ) JEANASISのデニムスカート
4 ) INGNIのデニムパンツ
5 ) Dickiesのヘリンボーンチノパン
この5本の古着を素材に、Gジャンを作っております。 古着を使用するということで、デザインはできるだけ「古着ならではのディテール」を残しています。
1 ) Levi’s 501は、左胸ポケットのフラップや左袖に使いました。 ジーパンといえば、501ですので、絶対に使いたかった! かもめ型のステッチが胸のフラップにあるデザイン、かなり気に入っています。
2 ) GUのデニムは、今回使用した素材の中では、いちばん暗い色味です。 なのでカフスやベルト、衿に使い、クレリックシャツのような雰囲気を目指しました。「全体の印象を引き締めるように」という意図もあります。
3 ) JEANASISのデニムスカートは、生地の色合いがすごく好きだったので使っていました。 動画では伝わらないのですが、少し暖かみのあるスモーキーなダークグレーの色合いです。 後ろ中心に使っています。 後ろ中心はギリギリでカットできるくらいのサイズ感でした。 このスカートは本当に買っておいて、よかった・・・。
4 ) INGNIのデニムパンツは、ケミカルウォッシュな雰囲気。 この霜降りのような風合いを、要所要所に使いたかったんですね。 あとどこかにダメージを修復している箇所を入れたかった。
5 ) Dickiesのチノパンは、ヘリンボーン生地です。 ポケット、カフス、ベルト、衿の裏側に使いました。 あとこれも動画では伝わらないのですが、衿の裏側にはジグザグでステッチを入れてます。
刺繍糸
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背中には、Gジャンを作るきっかけとなった「青い月の刺繍」を入れました。
刺繍糸は、すべて「DMC」の糸を使っています。
ぜんぶで5色の糸を使っておりまして、色番はつぎのとおり。
1 ) 762
2 ) 168
3 ) 169
4 ) 3768
5 ) 930
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グレーが混ざったような青色を中心に選びました。
まとめ
ということで、この記事も終わります。
お時間ございましたら、ぜひ動画も見てみてください!
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